GSR250F パニアケース装着
宿泊を伴うツーリングだとトップケースだけだと積載足りない......
いちいちネットで積載するのは面倒だし,サイドバッグは車体に傷がつくし濡れるし......
せや!パニアケース付けたろ!
ということでパニアケースを装着していくゾ.
用意したもの
・GIVI E22N
汎用で付けられるパニアケースのうち,入手しやすいのは,これとGIVIの E21N のふたつ.どっちもステーは共通なので,好きなほうを選ぶといいだろう.E21Nは丸っこくて好みじゃないので,角ばったE22Nに決定.Amazonで¥20000-くらいだった.
・GIVI SB2000 汎用パニアケースホルダー
↑のケースを装着するためのホルダー.ついでにステーとボルトがたくさんついてくる.これを使えばだいたいの車種にパニアケースが付けられる(付けられるとは言っていない)
Amazonで¥13000-くらい.今回はたまたま友人が持て余していたので安く譲ってもらった.
・ホムセンステー
ついてくるステーだけだとさすがに装着できないので,適宜必要なステーを購入.
全部で¥1500-くらい.
・ボルト,ワッシャー
ステーを共締めすると長さの足りなくなるボルトがいくつか出てくるので用意.
ワッシャーも絶対足りないので大量に用意.
作業開始
まずどこからステーを伸ばすか.見たところ共締めできそうな場所は3個所.
マフラーのマウントボルトとグラブバーの固定ボルト,それからタンデムシートの下あ
たりに飛び出している謎のステー.
実はこの謎ステー,純正パニアの取付ステーなのだ.GSR250S/Fには,中国国内仕様のみ純正パニアの設定がある(もしかしたら欧米仕様にもあるかも).国内仕様にはない.早く日本でも発売しろ?(届かぬ思い)
国内仕様にはパニアの設定がないが,GSR250S/Fには取付穴はそのまま残っている(無印にはどうやらついていない模様).今回はこれも活用していこう.
ということでまずは適当に仮組み
さっきの3点からそれぞれステーを伸ばして固定してみた.付属のステーは鋳鉄製でかなり厚い.ホームセンターで手に入るステーの倍くらいの厚みがあり,人力では曲がりそうにない.かなりの強度が見込めそうなので,右上のようにグラブバーから水平方向に付属のステーを共締めして伸ばし,L字のホムセンステーで吊ることにした.カウルとの干渉も特になく,なかなかいい感じ.
左下もマフラーのマウントボルトに共締めしただけだが,これも問題ないだろう.ステーが強いので座屈の心配もなさそうだ.
問題なのが左上の固定.純正パニアのステーから長ボルトを伸ばし,スペーサーを使って無理やり固定しているが,見た目的にも強度的にもかなり怪しい.ちょっとホルダーに荷重をかけると目に見えてボルトがフニャフニャたわむ.やべえよやべえよ......
さすがに危険そうなので,ボルトの材料物性値を調べて簡単な計算をしてみたが,今使っているボルトだと,ボルトの端(手前側)に下向きに7kg相当の荷重がかかるとボルトの根元から塑性変形(曲がったままもとに戻らないところまで変形すること)を始めるらしい.ほんとぉ? 絶対そんなに強くないと思うんですがそれは......
ホルダー自体の重さが片側2kgくらい,箱の重さが1kg弱,耐荷重は約4kg.
実際には荷重は3か所で分散されるが,走行中は路面の状況次第で静荷重よりはるかに大きな力が加わることになる.今使っているものよりさらに強度の高いボルトを使うこともできるが,高いしそもそも手に入らないし......
そもそも計算が間違ってる気もする.ほんとにそんな見た目で7kgも耐えるんかお前......
ダメだやっぱ(諦観)
ということで悩むくらいならおとなしく固定方法を変更しよう.このままだと見た目もダサいしな.
謎ステーの活用は一旦あきらめて,とりあえずマフラーから伸ばすステーを2本に増やしてみた.これだけステーがあれば耐荷重的には問題ないだろう(ガバ判定)
上に伸びるほうのステーとタンデムステップのクリアランスがギリギリだが,開閉には問題ないのでよしとしよう.
ウインカーとの干渉ヨシ!!
ということで固定の方針が決まった.ボルトの本締めだ.
本締めして箱をつけてみたが耐荷重は大丈夫そう.ただ次なる問題が.
強度的には大丈夫そうだが,車体との固定が2点しかないので,ちょっとした衝撃でこの2点を通る直線(下の写真の赤い線)を中心に捻じれるようにブルブルと振動してしまう.ステーだけでは気にならなかったが,箱をつけて揺らしてみると実に気持ちが悪い.
ということで再び車体の謎ステーの活用を考えよう.
汚ねぇフェンダーだなぁ.
汎用ステーを買ってきて,適当な形に曲げて取り付けた.
このステーは荷重を担わせるというよりは,振動を低減させるためのものだ.
本当はワッシャーのお化けではなく,スペーサーかカラーでも噛ませたかったがまあいいだろう.謎ステーの形状的にこの方法でしか装着できなかったのだ.
この状態でもう一度箱を取り付けてみる.
叩いてみると,明らかに振動がおとなしくなっている.このくらいなら許容できるだろうというところまで落ち着いた.
試走
ホルダーの固定が終わったのでボルトを本締めして試走してみる.
しばらく走ってから箱を見ると,なんかズレてる気がする.
修正しようとしたら,大して力を入れてないのに簡単に位置が変わった.やっぱりズレてるじゃないか(呆れ)
ボルトの締め付けが足りなかったようなのでトルクレンチを使ってガッツリ締め上げる.
ところでボルトの頭に 8.8 という数字が書いてあるのがお分かりいただけるだろうか.
この数字は強度区分といって,ボルトの強さを表している.
(ピリオドの左側はボルトの引張強さ,8であれば800[N/㎜²] まで耐えられることを意味している.ピリオドの右は降伏点,すなわち材料が塑性変形を始める応力を表していて8なら引張強さの80%,このボルトなら 800 × 0.8 = 640 [N/㎜²] の応力において塑性変形を始めることを意味している.代表的な強度区分はほかに 4.8,6.8,10.9,12.9 がある)(オタク特有の早口)
すごく大雑把に言うと,数字が大きいほど強いということ.普通ホームセンターで売ってるボルトはだいたい 4.8 なので,付属のボルトはちょっといいボルトなのが分かる.
強いボルトはそれだけ強い力で締め付けても大丈夫ということなので,今回はこのボルトの限界まで締め付けておくことにする.
参考:http://search.yht.co.jp/newdata/torque_001.htm
ちなみにこのボルトはサイズがM8の並目ねじである.
拾ってきた表によると,締め付けトルクは21.9 N・m とあるので,手持ちのトルクレンチで 20 N・m で締め付けておいた.これだけしっかり締め付ければそうそう緩むこともないだろう.というかこれ以上締められないんだから緩んだら困る.
最後に一番上のむき出しになってるボルトがそのままだとダサいので,頭にキャップをつけておいた.それと,マフラーのマウントボルトとグラブバーのマウントボルトの長さがステーの厚み分足りなくなったので,ホムセンで買ってきて交換しておいた.これで安心だな!
使ってみた感想
やはり,バイクの積載が増えると気持ちがいい!
バイクなのにツーリング先でお土産も買えるし雨合羽とかもスペースを気にせず常にぶち込んでおけて便利.雨が降っても浸水しないので素晴らしい.
見た目もさらにでかく,マッシブになってご満悦.フロントがバカでかくリアがやや貧相なGSRくんもパニアケースのおかげで全体的にバランスが取れた気がする.
ただし,幅が相当に増えた.なんとハンドルの幅よりでかくなってしまった.(測ってみたらハンドル幅 830㎜ に対してパニアケースを装着すると全幅が 950㎜ もあった)
すり抜けはしない主義なのでその点は問題ないが,今までの感覚で狭い隙間を通ったりするとパニアからぶつける.こうならないように気を付けなければ↓
また,肝心のケースとステーの精度が悪く,取り付け/取り外しにすごく力がいる.使ってるうちにアタリがついて多少ましにはなるだろうが,さすがイタリア製といった感じ.ドゥカティもよく壊れるっていうしな!まあ使えないレベルではないのでいいだろう.
全体的にはバイクはカッコよくなり,積載が大幅に増えたので大満足だ.
CBF125R 2万キロ乗ったインプレ
2万キロ乗ったので初インプレです.(これまでろくに記事を書いていない)
そもそもどんなバイク?
中国の新大洲本田が生産する125ccロードスポーツ(?)
ホンダと書いてありながら日本法人とは別物.国内での正規販売はない.
現在はバイク販売店のSOX(全国展開)と,大阪のCHOPSという店が輸入,販売しているらしい(グーバイク情報).僕はSOXで2018年の8月に購入.
兄弟車種はたくさんあって,CBF125(無印),CB125F,フォーチュンウイングなど.どうやらこのRグレードはCBFシリーズの上位機種っぽい.CBFシリーズは中華原二(中国生産の原付二種の別(蔑?)称.ほかに代表的なのはYBR125,EN125,GN125 など)の中でもポピュラーなほうなので,国内でもいじってる人はかなりいるのでそれほど珍しい存在でもなかったりする.ただしこのRグレードはそれほど情報を見ない.ちなみにCB125Fだけは国内での正規輸入車が存在して,MT小型限定の教習車として販売されている.(一般向けの販売は)ないです.
当然正規輸入車ではないから,ホンダのディーラーに持ってっても見てもらえないゾ.
↓新大洲ホンダのCBF125Rのページ(めっちゃ重い)
https://www.honda-sundiro.com/product/detail.aspx?id=185
気に入っている点
・厚いシート
シートが厚めなので一日中乗っても尻が痛くならない.ゲルザブ不要.
・楽なポジション
ハンドルが高く,ステップはかなり前に出ているのでポジションが楽.乗った姿はまるでスクーターのよう.しかし疲れにくさで見ればこのポジションは優秀で,肩こりや腰痛とはいまのところ無縁である.
・控えめながら安っぽさを感じさせないマフラー
中華原二のマフラーはだいたいカブみたいな安っぽくてダサいビジバイライクな細長いマフラーがついてるものだが(超失礼),このバイクはちょっと変わったデザインのショートマフラーがついている.質感もステンレスで悪くない.高級とまでは言わないが,十分にカッコいいと思う.なお納車半年でこけて傷だらけにした.直す予定はない.
・かっこいいデジタルメーター
だいたいこのくらいのクラスの原二にはしょっぼいアナログメーター(失礼)がついていて,いかにも安物という感じを受けるのだが,このバイクはフルデジタルメーター.機能も速度計,タコメーター,Trip/Odoメーターはもちろんのこと,燃料系に時計,さらにはギアポジションインジケータ―までついている.多機能で見やすくまとまった反転液晶はまるで安っぽさを感じさせない.メーターは運転中いちばん目に入る部分だからこれは嬉しい.
・LEDヘッドライト
125㏄のくせしてヘッドライトはLEDである.ハロゲンよりも格段に明るくて見やすく好印象,これになれるとほかの中華原二は怖くて夜は乗れない.ただし万が一切れた際はヘッドライトユニットごと交換になりそうなので,ハロゲンよりは高くつきそう.
・軽さ
乾燥重量130kg!MTのバイクとしてはかなり軽量な部類である.ちょっと重めのバイク(GSR250)にも乗っていて感じるが,バイクにおいて軽さは正義.多少のパワー不足は軽さでカバーできるし,足つきが悪くたって軽ければ持ちこたえられることもある.うっかり行き止まりやダートに迷い込んでも軽いバイクなら簡単に方向転換もできる.軽くて思いのままに操れるから多少荒れた路面だってスイスイ入っていける.軽さは正義なのだ.
ただし原付二種としてはやや重め.絶対的には軽いが,相対的には少しだけ重い.
気に入らない点
・部品が手に入らない/部品の情報が少ない
このバイクの一番ダメなところ.そして並行輸入車の宿命.国内で正規販売がないということは,当然部品も流通していないということ.純正部品が欲しいだけで,国内車ならディーラーにでも行けば注文できてすぐ届くのに,並行輸入であるがために買ったショップに相談して,ものによっては 2 , 3 週間待ちなど.(それでもショップが輸入してくれるだけでもまだまだありがたいほう).汎用品を使うにしても,国内車なら対応表があったり,他車種との共通部品があったりするがそれもない.少ない情報をかき集めてどうにか適合するパーツを探し,それでも見つからなければ加工してポン付けをやらざるを得ない.ブレーキレバーが国内で入手できないのを知った時はさすがに焦ったゾ.......
(2020/9/6 追記)
最初に紹介したCB125Fと共通の部品が多くあるので,それなりのパーツは(教習車仕様が国内に存在するので)国内で流通があることがわかった.しばらくは国内でも入手できそう.詳しくは下↓の記事の最後のほうへ
一応チャイナマートとか経由で個人でも輸入できるけど,そうすると今度は送料がばかにならない.リアキャリアを買ったときは送料が部品代の倍以上した.
・すぐに伸びるチェーン
調整しても調整してもすぐ伸びる.調整して3日も乗れば元通りくらいに伸びてるなんてこともザラ.そのうち交換したい.
(2021.11/26 追記)
そもそもノンシールチェーンは簡単に伸びてしまうのでこんなものらしい.どうしても気に入らないならシールチェーンに交換しよう.
・バンクの限界が低い
ステップが低く,またかなり前によってついているので,バンクすると結構簡単にステップを擦る.一度調子に乗って倒しすぎてステップを軸に吹っ飛んでこけた.ベースは実用車だから,見た目がスポーティーでもあんまり調子に乗ると痛い目を見る.
・短いサイドスタンド
右側通行の国の生まれだからか?サイドスタンドが短い.まあこれはBMWとかでも聞く話ではある.短すぎて荷物を満載すると自立できなくなる.仕方がないので後で汎用品に交換した.
・すぐ嘘をつくギアポジションインジケータ―
ギアポジションインジケータ―そのものは大変便利な装備である.ただ,このバイクのインジケーターはすぐ嘘をつく.具体的には,1速,もしくは2速に入っているのにNを示すことがあるのだ.おかげで駐車のときのエンストは何度やったか数えきれない.どうせエンジン止めるからいいんだけどさ.
もっと危険だったのは1速に入ったままセルが回った時.安全装置として,だいたいのバイクは ギアが N or クラッチが切れている のどちらかの条件を満たさないとセルが回らない.このバイクもそうだが,1速や2速でもインジケーターがNだとセルは回ってしまう.一度これに気づかないままバイクに跨らずにセルを回し,そのままバイクを発進させて盛大にぶっ倒した.
良い子のみんなは,バイクのエンジンをかけるときは,Nランプを信じないで,クラッチを切ってからセルを回そうね!
・ブレーキペダルの高さが調節できない
ほとんどのバイクはブレーキペダルの高さがペダルについたねじ等で調節できるようになっているが,このバイクは調節が効かない.純正のままだとブレーキ位置が高すぎるが,調整できないので手に負えない.自分で工夫して何とかした.
・サイドスタンドのセンサーがついていない
現代のバイクはサイドスタンドが出たまま走行できないように,ギアが入った状態でスタンドが出ているとエンジンが止まるようになっている.ただしこのバイクにはそんな機能はない.スタンドはついているだけなので,スタンドが出たまま普通に発進できる.気づかないまま左コーナーに差し掛かり,吹っ飛びかけたこと数知れず.発進前にスタンドを確認する癖をつけるしかない.
・キルスイッチがない
ほとんどのバイクは右側のスイッチボックスに赤いキルスイッチ(非常用のエンジン停止スイッチ)が備えられているがこのバイクにはない.なくてもそれほど困りはしないが,あったほうがいいのは確か.
まとめ
CBFは排気量の割には豪華な装備が多く,お得感が強い.質感も高級ではないがぱっと見でわかるチープさはなく,所有欲もそれなりに満たしてくれる.見た目はスポーティーだが中身はビジバイそのもの,非常にフレンドリーなバイク.ただし部品の入手だけは難しくなるから,自分でいじるつもりの人は国内車よりは苦労する.だいたい何とかなるけど.
GSR250F 2万キロ乗ったインプレ
2019年8月に中古1000kmで購入したGSR250Fが20000kmを超えたので初インプレです.
なお納車記事は書いてない(無情)
そもそもどんなバイク?
スズキからかつて発売されていた,中国生まれの250㏄ツイン.
もともと中国向けで,生産も中国だが設計は日本.
無印のGSR250はB-KINGをモデルにしたネイキッド.派生車種にカウルを装着したGSR250S/Fが存在する.前者はハーフカウル,後者はフルカウル装着モデル.このバイクは派生車種のGSR250F.
気に入っている点
・下からモリモリ湧き出るトルク
下のトルクが厚いので発進とか低速走行が楽.あと適当なギアでもかなり粘って走ってくれる.6速で30km/hから加速できるんだからすげえよなぁ?坂道でも5速くらいで失速しないで登れるからすごい.君ほんとにニーハン?
・シートが厚い
極厚シートのおかげで一日中乗り回しても尻が痛くならない.ポジションも前後に結構自由度があってシチュエーションによって使い分けられる.街乗りでは前に,峠で遊ぶときは後ろに.そもそもこのバイク峠には向いてないけど.
・高い安定性
重い重いといわれるGSRだが,重さはそのまま安定性に直結する.ちょっとの横風でもどっかり座ったまま直進してくれる安定性は疲れなくて長距離移動が楽だゾ.
・楽なポジション
ハンドルが高くて上体が起きるのでポジションが楽.楽ポジバイクにしか乗ったことないからしばらくなんとも思ってなかったが,あるときカマを掘られて代車でNinjaに乗ったらポジション違いすぎておったまげた.修理終わって自分のバイクに再びまたがったら楽ポジすぎて変な笑いが出た.要するに楽.
・左右2本出しマフラー
堂々と左右に張り出したカッコいい2本出しマフラー.二気筒だから一本づつマフラーが出てると見せかけて実は車体の下で集合してるのは内緒.純正でこんなにかっこいいマフラーなんて他にある?GSR乗りでもマフラー交換してる人がたくさんいるけどこんなにかっこいいマフラーを変えちゃうなんてもったいないと思う.若干位置が低く見えるがこれはサイドバッグやパニアケースを装着するときに干渉を気にしなくてよくなるので実は絶妙な位置なのだ.
・ハザードランプがついてる
小排気量車では省略されることが多いハザードランプだが,GSR250Fには純正でついている.ハーフカウルの S にもついてる.ただし無印のGSR250にはついていない,かわいそう.
・多機能なデジタルメーターとでっかいアナログコメーター
デジタルメーターは見やすく多機能.速度計,燃料系はもちろん,ギアポジションインジケーター,メンテンナンスインジケーター(オイル交換の時期になると教えてくれる),トリップ/オドメーター,時計までついてる.それでいてタコメーターはアナログでメーター中央にでっかく陣取っている.タコメーターはやはりアクセルに合わせて針がぎゅんぎゅん回るのが見たいのでこのアレンジは素晴らしい.ユニークな装備としてはホワイトに光るシフトアップインジケーターがついていて,タコメーターを凝視しなくてもシフトアップのタイミングで光って教えてくれる.(点灯する回転数は自分で設定できる.OFFにもできる)
・でかい
フロントカウルが縦と横にやたらでかいので250㏄には見えない.道の駅でナンシーおじさんにドヤれる.やったぜ.
不満な点
・重い
ニーハンのくせにやたら重い.慣れれば取り回しには苦労しないが四発のスーフォアと同じくらい重いとかこれもうわかんねえな?我が家は駐車場が砂利敷きなのでことさら取り回しに苦労する.
ニーハンは軽くてヒラヒラ軽快に倒せるのが楽しいはずだが,これを積極的に殺してる感じがする.特に左右2本出しマフラーとか,絶対重いよなあ?まあ見た目はカッコいいから許す.
・荷かけフックの位置
気に入ってる点でとにかく楽と書いたように,このバイクは峠を走り回って遊ぶよりも長距離を快適に移動するのに向いている,つまりコンセプトがツアラーに寄っているわけだ.そのくせ荷掛けフックがすげえ不便なとこにある.純正のままだとグラブバーの下とタンデムステップの横っちょ(ここはそもそも荷掛けフックなのか?)の左右計4か所.スズキくんやる気あんの?
ツアラーとしてはなかなかな欠陥だと思うのだが,はたして荷物を積ませる気があるのだろうか.スズキの設計者は何を考えているのか不思議である.フックなんてシート端にも後付けできるし,どうせこんなバイク買うような人はほとんどリアキャリアとかつけるだろうから最終的に荷物の積載で困ることはあんまりなさそうだけど,フルノーマルのままだと積載にはやや難あり.(そもそもバイク自体が積載とか向いてないけど)
・遅い
重くて出力も低いから(24馬力!)仕方ないけど,同排気量のライバル(もともとライバル視されてないかも)たちと比べると遅い.
でもニーハンなんてどれもバイクの中では大して速くないから関係ないゾ.
・時計とトリップ/オドメーターの同時表示ができない
デジタルメーター装着車らしく時計がついてるのはいいが,トリップ/オドメーターとの同時表示ができない.ボタンを押すと,ODO→Trip A→Trip B→Clock→ODO......と切り替わる.まあ別に常に走行距離を見る必要もないので,普段は時計表示にしてるが,もう一台のCBFでは同時表示ができるのでやや不満.
・写真写りが悪い
ホームページやSNSでGSRの写真を見て「なんやこのダサいバイク!」と思った方も多いのではないだろうか.実際これは当たっていて,GSRは写真写りが非常に悪い.というかスズキ車って写真写り悪い気がする.写真だとダサいが実車を目の前にすると「悪くないじゃん,むしろかっこいいじゃん」となるのがGSR.写真を撮るときはできるだけかっこよく映る角度でとってやらないともっさりしたダサいバイクの写真が出来上がってしまう.どうしてこうなった.
まとめ
GSRはニーハンにしては大柄で立派な車格を持ち,ツーリング,特に長距離をたくさん荷物を積んで旅するような用途に向いている.長距離を楽に旅するためのバイクである.峠道もそこそこ走れるが,同排気量だったらNinjaやyzfのほうがよく回るしヒラヒラ倒せるし楽しいだろう.実際代車でNinjaに乗ったときも峠道は確実にこっちのほうが楽しかったゾ.
ライバルたちと比べると確かに遅いが,まあ気にするレベルでもない.NinjaやYZFに本気を出されたら置いてかれるが,別に一緒にツーリングすると苦痛とかそんなことは全然ない.だいたい速いとか遅いとかいっても所詮はニーハンなんだから,みんなそれ相応の加速しかしないゾ.でもシグナルダッシュではシグナスに負ける.
ただし最高速は伸びない.馬力低いからね,しょうがないね.Ninjaは140km/hくらいまでは余裕で加速,そのあと170km/hくらいまでは伸びるが,GSRだとこれが120km/hまで,140km/hまで何とかといった感じになる.庭での話ですよ.
GSRはいいバイクだと思うが,残念ながら国内向けの生産は終わってしまっている.比較的不人気車だから同年式のライバルたちよりも安いし,今ならまだ全国にたくさん新車,中古車が眠ってるからみんなも買えなくなる前にGSRを買おう!
まあ僕は資金に余裕ができたらたぶん大型に乗り換えるんですけどね.(突然の裏切り)
あと,多少セッティングは変わってるけどGSX250R,V-Strom250のエンジンはGSR250と同じだからもしかしたらちょっとだけ参考になるかも(参考になるとは言っていない)
バイクとカスタムの話
2019.5/26 サイドスタンド,ヘルメットホルダーについて追記.写真大量追加.
今回は僕のバイクのカスタムについて書いていきます.
納車されてから,ライディングが快適になるように自分なりにカスタムをしてきました.
カスタムと言っても,マフラーを変えたりとかエンジンをチューンしたりとか,そういった手のかかるものではなく,お手軽カスタムのようなものですが......
同車種に乗ってる方の参考にもなったらいいな......
納車直後と現在の比較写真がこちら
手を加えた部分を一つづつ解説していきます
・サイドバッグ,ヘルメットホルダー
タナックスのMFK-135.バイクが納車されてから一番初めに付けました.積載量を増やしつつトップボックスほど見た目を悪くしないということで,サイドバッグをつけることは納車前から決めていました.(まあ,最終的にトップボックスも付けたんですけどね.......) 僕は常に青空駐車なので,どんどん色あせていっています.
左側のサイドバッグにぶら下がっている南京錠はヘルメットホルダー()です.番号式なので,鍵を持ち運ばなくても済みます.本来はちゃんとしたものをハンドルバーにでもつけようと思ってたんですが,余ってた南京錠を付けたら問題なく使えたので,このまま.
ヘルメットはかけるとこんな感じ
・スマホホルダー
スマホをナビ代わりに使うことは初めから決まっていたので,これも納車直後に付けました.どのタイプにするか迷いましたが,結局一番落下のリスクが少なく(主観)て直接スマホを触って操作できる四隅を固定できるものに落ち着きました.
・USB,シガーソケット
スマホをナビ代わりに遠出して,出先で充電切れ,帰れない!といった問題が頻発したため購入.デイトナの USB×2,シガーソケット×1 の電源取り出しキットを購入,シガソケは使わないけどついてる方が安かったので.当初はホーンかどこかの部品から配線を分岐させるつもりでしたが,途中でめんどくさくなってバッ直(端子を直接バッテリーにつなぐこと)にしました.今まで問題は特に起きてないのでよしとします.
・リアキャリア
チャイナマート経由で中国から取り寄せ.物はそんなに高くないが,送料がめちゃくちゃ高い......(キャリア ¥1500,送料 ¥3500 とかだったような......) 加工精度が悪くてグラブバー一緒に取り付けようとすると干渉する始末.買ってから二月ほど放置してましたが,グラブバーとの間に 2 mm 厚のワッシャを 3 枚ずつ重ねて無理やり解決しました.
・トップボックス(ホムセン箱)
アイリスオーヤマの箱です.品番は MHB-460.定番のやつですね.カブの荷台に乗ってるのをよく見ます.リアキャリアとの間に防振ゴムを挟み,荷締めベルトで固定してます.黒一色で車体の色ともマッチしていて気に入っています.ただ容量はいまいち.......帯に短し襷に長しといったところ.大きく見えて,実はそんなに入りません......
夜間の安全を考えて,後ろには反射テープを貼ってあります.
ツアラーへの憧れから,ウインドスクリーンを装着.購入したのはMRAのウインドスクリーン.......のパチモン.半額くらいでマウントまでついてきます.ゆわ ~ ぬぬわ km/h で巡航すると未装着時との違いが顕著です.疲れ方が違います.画像3枚目のように,付属のマウントでハンドルバーに固定してます.
以下Amazonリンク
・ハザードスイッチ
ハザードは憧れの装備だったので取り付けました.リレーをデイトナのハザード対応リレーに交換しています.スイッチは同じくデイトナのスレンダースイッチ.左のスイッチボックスの横にねじ込みました.道を譲ってもらったときとか,片手をあげてお礼をしたいけど両手とも離せない......という状況でもサンキューハザードを出せて非常に重宝してます.
・サイドスタンド
純正のサイドスタンドはとてもとても短いので,Amazonで安いアルミのサイドスタンドに交換.長さが調整できるのはgood.ただし加工精度は...... 停めてから車体をゆするとグニャグニャ動く.剛性が足りない.でも傾きすぎよりはマシ......
サイドスタンドの交換は後ほど別記事にまとめるつもりです.
一つでも参考になったら幸いです.(特に同車種乗りの人......本当に情報少ないので......)
それでは今回はこの辺で.
バイクについて
今回は僕の乗っているバイクについて書いていこうと思います.
まずは写真を
こちらです!
HONDA CBF125R ‼
バイク好きな方でも「こんなの知らないぞ?」という方が多いでしょう.
それもそのはず,このバイクは国内でのメーカー販売がないのです.
ホンダと書きながら,この子は中国ホンダ(新大洲本田)の生まれです.
並行輸入車であり,いわゆる「中華バイク」.
国内ではSOXさんが多く取り扱っております.(グーバイクさんのリンク↓)
(ところが最近SOXさんのホームページからこの車種の記載が消えました.現状国内で入手できるのは店頭在庫の残り数十台だと思われます.まあ注文販売もまだやっているようですが)
特色は何と言ってもこの安さ!
新車価格で20万ちょっとで買えます.安いっていいですよね.
そして車名でお分かりの方もいるでしょうが,排気量が125㏄しかありません.
原付二種,いわゆるピンクナンバーです.高速と自動車専用道には乗れません.
似たような中華バイクとしてはほかにホンダの CBF125,CB125F,フォーチュンウイング(どれも CBF125R の姉妹車みたいなもんです),ヤマハの YBR125,スズキの EN125,GN125 などがありますが,CBF125Rはこれらの中ではかなり新しい部類のバイクです.そして乗っている人が少ない...(自分以外で一人しか見たことない)
是非同じ車種に乗る仲間が増えてほしいものです.(ユーザーが少ないので整備とかカスタムの情報がほとんど出てこない...)
気が向けばこのバイクのレビュー(と言っても大層なものではないけど) や整備の記録についても書いていこうと思ってます.
まとまりのない記事になっちゃいましたが,今回はこの辺まで.
カスタムについての記事はこちら↓
しばらく乗った後のインプレ↓
自己紹介(ブログ始めました)
いつかやろうと思っていたブログをついに始めました.
バイクに乗る大学生です.これからいろいろつぶやいていこうかなと考えています.
よろしくお願いします.